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京都府南丹の大野ダム周辺を歩こう!
京都府南丹市にある大野ダムは由良川本流の上流部に建設されたダムです。
ここは四季折々の美しい自然が楽しめるスポットとして、多くの人々に親しまれています。
春は1,000本を超える桜が咲き誇り、淡いピンク色に包まれた幻想的な風景が広がります。
夏は新緑が美しく、爽やかな涼風が心地よい季節。木陰でのんびり過ごすのに最適です。
500本以上の紅葉が山々を彩り、鮮やかな赤や黄色に染まる景色は圧巻です。
冬は雪が降り積もると、静寂の中にたたずむ幻想的な冬景色が楽しめます。
ダムの高台にある展望デッキからは、高さ61.4メートルの大野ダムの全景を一望でき、山々に囲まれた壮大な自然美を堪能できます。また、芝生広場にはアスレチック設備を備えた公園があり、ご家族連れでピクニックや散策を楽しむのにもぴったりです。
そして、この地域では春4月には「さくら祭り」が11月には「紅葉まつり」が地元の方々主催にて行われています。イベントでは地元産の新鮮な野菜や特産品の販売もあり、訪れる人々に温かいおもてなしが提供されます。
四季折々の自然とふれあいながら、のんびりとしたひとときをお過ごしください。
2025年 さくら祭り開催
期間:3月29日(土) ~ 4月6日(日)
時間:午前 9時~午後 17時(最終日は~16時)
お問合せTEL:0771-75-1212
開催前(平日) 美山町大野振興会 0771-75-9110
開催前(土日祝) 一般社団法人南丹市美山観光まちづくり協会 0771-75-1906
美山町大野地区案内
長老が岳(917m)や由良川、芦生原生林をはじめとし、大自然に囲まれた大野地区エリアのご紹介。
野々村仁清生誕の地、大原神社、石田家住宅も(お車やタクシーのご利用で)効率よく回っていただけます。ダム・虹の湖周辺には1650年に建築された年代が確認できる日本最古の農家住宅で国の重要文化財にも指定されている石田家住宅やかやぶきの里といった伝統的住宅群、江戸時代初期の陶工である野々村仁清の生家といった歴史的な観光スポットがあります。
JR西日本・山陰本線和知駅から南丹市営バスで15分程、お車では京都縦貫自動車道の丹波インターから約40分程度にあります。地元タクシー利用も効率よく回れて便利です。
大野ダムから約20kmにある、美山を代表する観光地「かやぶきの里」(重要伝統的建造物群保存地区)にもどうぞお立ち寄りください。
▲美山大野ダムの最新イベント情報は上記バナーをクリックしてください。
◆大野地区総合案内パンフレットも是非ご利用ください。
(各施設にございます)
京都府南丹市・大野ダムの役割と管理運営
京都府南丹市にある大野ダムは、由良川総合開発計画の一環として、洪水調節を主目的に建設された多目的ダムです。昭和36年に完成し、翌昭和37年4月より京都府が管理・運営を行っています。
洪水調節機能
大野ダムは洪水時に流量を調節し、下流の水位上昇を緩和することで、被害の軽減を図る役割を果たしています。
本ダムの計画は、昭和28年9月の13号台風による洪水を基に策定されており、その際の最大洪水流量は毎秒2,400立方メートルと想定されています。
このときダムでは毎秒1,000立方メートルを調節し、毎秒1,400立方メートルを放流することで、洪水被害の軽減を図る仕組みになっています。
さらに6月16日から10月15日までの洪水期には、ダム水位を標高157m以下に維持し、洪水が予想される際には予備放流を実施。これにより水位を標高155mまで下げ、洪水調節のために標高175mまでの20m間(有効貯水容量21,320,000立方メートル)を活用します。
発電機能
大野ダムは洪水調節に支障のない範囲で発電も行っています。
洪水期には水位を下げるため、水深2.0mまでしか利用できませんが、それ以外の期間では最大18mの水深を活用し、最大11,000kWの電力を発生させることが可能です。
これにより年間4,290万kWhの電力を供給し、地域のエネルギー供給にも貢献しています。
大野ダムは洪水調節と発電という2つの重要な役割を担いながら、京都府による適切な管理のもと、安全な運用が続けられています。